早期退職への道

(27) 住民税

 先日、生まれて初めて住民税を”自らの手で”納付した。会社勤めの間は特別徴収とういう天引きをして納付していましたが、今回は普通徴収で送られてくるの税通知書で振り込む。 もちろん、取られている金額や税額が大きく変わる話はありませんが、給料から勝手に天引きされて納付するのと、自らの意思でお金を振り込むのでは大きく気持ちが変わる。 手間という観点からすれば、天引きの方が良いに決まっている。 もし、自分で納付しなければならないとすると、それはそれで手間となる。 ただ、やはりちょっとした高級ロードバイクやハイエンドギターが買える金額を振り込むという行為はそれとは別なものだと実感した。 

 今回の住民税は実は少し安い。 正確にいうと、去年までに払い込んでいたことになる。 つまり、ふるさと納税だ。 いろいろなところで、書かれているので詳しくは書かないが、ふるさと納税はこの天引きされる住民税を別の地方自治体に納付するということだ。 今年ふるさと納税した場合は来年の住民税額からその分が引かれるという仕組みだ。ご存知の通り、先取りして納付するだけでなく、納付のお礼に自治体から返礼品が届くので、手数料相当の2000円で返礼品をもらえるおいしいい仕組みである。 申し込んで、書類を書いたり、確定申告しない場合はマイナンバーカードをコピーしておくるなど手間がかかるので、現役時代はそんなに真剣にやっていなかったが、去年は金額のMAXまできっちりふるさと納税をした。 それは、今年、自分で納付しなければならないことがわかっていたので、できる限りその金額を下げておいた方が、気持ちの問題で楽かなと思ったからだ。 それ以上の大きな理由はない。 ただ、単純にふるさと納税の返戻品は季節のフルーツやマイクロバブル シャワーのヘッドでもらっているので、このスキーム本来のメリットは十分享受した。 もし、来年退職する人は、是非ふるさと納税を会社員時代に最大限活用してほしい。 収入がない時点での何十万円という請求は、やはり気持ちの上では少し堪える。 なによりも返礼品分は得をする。