早期退職者に提供されている再就職支援の人材派遣会社だけでなく、それ以外にも就職活動をお願いしている。 もちろん、本命は開業なので、なんでも良いと言うわけではないが、どこになんの縁が転がっているかわからないので、あらゆる選択肢の可能性を否定するつもりはない。 ということで、現状の就職という活動には一つの制限を設けている。 それは、いわゆる”ハイクラス転職”であることだ。 簡単に言ってしまえば、年収1千万円前後の案件を中心に紹介する部門や会社ということになる。 この早期退職を検討している段階で、人材派遣会社に言われたのは、50歳すぎでは今までと同じ給料は難しいということだった。 だからこそ、それが本当なのか確かめたかったのだ。
これまで、メインの人材派遣会社でも何件か紹介をいただいているが、どれも決して給料が大きく下がるものではない。 担当者も同社のハイクラス転職に登録を進めてくれた。 実際、一部上場企業からの求人も紹介いただけた。 また、先に述べた、試しに登録しておいたハイクラス専門の人材派遣会社からも、一度面接してみたいとのオファーをいただき、その派遣会社の担当と面接をした。 事前に職務経歴書と履歴書を送っておいたので、その面接の残りの時間で、具体的に求人案件を数件提示いただいた。 どれも、聞いたことのある大企業である。 条件も決して悪くない。 下手をすると、元の会社よりも条件が良いのもあった。 ポジションもアドバイザー的なものではなく、プロジェクトの中心でチームをマネージメントして欲しいとかびっくりするような内容だ。 当初聞いた話とは随分違う。 まぁ、もっとも単に求人情報を見せられただけなので、企業側からオファーがあったわけではないが、そんな求人自体を紹介いただけると思っていなかったので、それだけでも驚きだ。 この就職活動は自分の想像していた方向とまったく異なる状況になってきたが、そういうものにはそのまま従ってみることにしようと思っている。 誤解しないで欲しいのだが、開業を諦めたのではなく、この活動ももっと掘り下げようと思ってみたのだ。
何事も、聞いたことと実際のことは違うことが多い。 これも、就職活動をやってみて初めて分かったことだ。 元の会社では大した役職にもついていないが、やってきたことの中には何か他人にとって魅力的に写るものもあるのだろう。 もし、50代で早期退職をして就職活動をしようと思っている人は、是非遠慮せずにアッパークラスの求人もチャレンジしてみて欲しい。 わたしも内定をもらったわけでもなんでもないが、少なくとも人材派遣会社の担当が可能性を認めてくれたことはいろんな意味で自信になった。 自分の能力は自分が一番わかっていると思うが、他人からの評価はわかっていないに等しい。 だからこそ、こういう機会は重要なのだ。 ちょっと、就職活動が面白くなってきた。
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