税金の取られるところは、税務署です。 という落ちではありません(笑) 税金を取られる時というのはどういう状況になったときかをちょっと考えてみたいと思います。 まず、頭に浮かぶのが所得税、つまりお給料や売買で儲けが出たときにかかる税金です。 これは自分の労働や製品・サービスが貨幣価値に変換された時に、取られる税金です。 平たく言うと”儲かったとき”時に取られます。 また、相続税もほぼ同様です。稼いではいませんが、懐が潤おうときに取られるものです。 住民税も名前は所得と関係ありませんが、取られる金額は所得に連動するので同じです。 次に、固定資産税など、持っているものにかかる税金です。 いわゆる不動産にかかるものですが、これは不動産価格が上がろうか下がろうかかかる税金です。 もちろん、賃貸など所有権を持っていない人にはかかりません。 ”持っているとき”に取られる税金です。 次に代表的なものに消費税があります。 これは物を”買ったとき”にかかる税金です。 それ以外では自動車税、酒税などありますが、これらはほぼ消費税と同じ買った時にかかる税金といえます。
ということで、税金の取られる時はどういう状況かといえば、大きく3つに分けられます。
1.儲かったとき
2.持っているとき
3.買ったとき
この3つの時に税金は取られるようです。 この3つって、どれもうれしい時ですよね? お金が入ってくるのはうれしいし、所有欲を満たされるのもうれしいい。 何かを買った時もうれしですよね。 つまり、税金というのは”うれしい”ときに取られるものなのです。 なんて、いやらしい制度なのでしょう。 人生の喜びを謳歌するときに、冷や水を浴びせるのが税金なのです。
仮にこれを、なにかをやらかしたときに取られる、つまり罰のような制度だとどうでしょう? 法律を犯すと、税金を取られる。 スピード違反をすると税金を取られる。 っとここまで書いて、これらはすでに税金ではないが罰金という制度でお金を取られることに気づいた。 喜びも悲しみもお金を取られるわけだから油断も隙もない。
こうやって考えると、税金はいいことがあったんだから、みんなでお裾分けね!という制度ともいえます。 そもそも、収入があって、なにかを買って、なにかを持っているということは、国民が頑張った結果です。 そして、誰かに対して新しい価値を創造したからにほかなりません。 価値創造は個人豊かにするだけでなく、国家も豊かにしていくのです。 逆に言えば、国民が豊かにならなければ、国家は豊かになりません。 これはこの順番であることが大切です。 どこかの首相は国家が豊かになりすぎたから、国民に還元するといっています。 そうではないのです。国家が豊かになりすぎたことがそもそもの政治の失態で、国民をまず豊かにすることで、国家が豊かになるようにコントロールするのが政治の役割です。 自分で言っていて、自分の失敗を声高にいっていることに気が付いているのだろうか? ということで、減税お願いします。