今秋麻布台ヒルズという都心部で最大規模の開発がオープンするのをご存知だろうか？ 場所は六本木一丁目と東京タワーの間、駅でいえば六本木一丁目駅または神谷町駅の近くになるのですが、六本木ヒルズみたいに駅に直結しているような感じではありません。 ここはもともと昭和の街並みを残した渋い住宅街があったのですが、国家戦略特区法に基づき都市計画決定され大規模開発が行われています。 東京の原風景が失われてしまうのは少し寂し気もしますが、時代の流れには逆らえません。 街カルテの取材で周辺を訪れたのですが、想像以上に規模の大きいもので、今年の秋のオープンでは相当話題になると思われます。 麻布周辺はイケてる大人の遊ぶ街という印象があるかもしれませんが、これができるとグッと普通の観光客が訪れる街になるのではと思います。 先にも述べたのですが、ちょっと公共交通機関が分かりづらく、この辺が課題でしょうが、六本木からも、赤坂からも、虎ノ門からもどこから歩いても楽しい散策となるはずです。 いずれはヒルズツアーなんかもやってみたいと思っています。
これだけの規模の再開発なのだから、さぞかし立ち退きとかのトラブルもあったのではと、ググってみてもそういう類の記事は見当たりません。 ”国家戦略特区”なのだから、有無も言わさないのか、今時の人はもらうものをもらって、さっさと立ち退くのかわからないですが、関係者が納得しているのであれば、それはそれに越したことはありません。 そういえば、成田空港周辺の反対派の建物を強制撤去してるニュースが流れていました。 成田はそういった体制反対派の象徴みたいなところでしたが、最近ではその活動も限られていたので、久しぶりに聞いたニュースでした。 激しかった頃は、過激派が管制塔をのっとったニュースは今でも覚えています。
麻布ヒルズは円満に開発が進んだと祈りつつ、開業が楽しみです。 でも、私の楽しみは次はどこが”ヒルズ”になるのかを予想することです。 街カルテの取材をしながら、そんなことをいつも考えています。
