会社を設立するとすぐにやらなければならないことがある。 それが社会保険関係の手続きだ。 健康保険、介護保険、厚生年金はなんと開業5日以内にやらなければならない。これは税金関係よりも早い。 自治体が定める期限で、5日以内は相当レアだ。 そのくらい、会社で従業員の保険と年金をきちんとするのは重要だとも言える。 で、その手続きだが、まず一つ目が、健康保険・厚生年金保険新規適用届だ。 今までは元の会社の任意継続の健康保険だったのを、新しく作った会社の健康保険に自分で入る形になる。 そして、国民年金だったものを厚生年金に新しく入ることになるわけだ。 会社勤めを辞めた時は、もう厚生年金のお世話になることはないかと思っていたが、自分で作った会社でも厚生年金に入らなければいけないことは考えていなかった。 健康保険などは会社と従業員の折半なので、個人で払う金額は半額で、あとは会社が支払う。 でも、一人社長では手続きばかり増えるだけで、トータル出ていくキャッシュは同じだ。
次にやらなければならないのが、健康保険・好青年器保険被保険者資格取得届だ。 これは、先に作った新規適用の会社に誰が属するかを書く書類だ。 もちろん一人社長も例外ではない。 提出すべき書類はこれだけだ。 あと、会社の登記簿謄本が必要だが、これは返してもらえるので、手持ち分で十分だ。
で、この手の手続きはネットや本で読んだだけでは大抵うまくいかない。 書類が足りなかったり、記入が不十分だったりすることがほとんどだ。 今回も、問題があればもう一度家に帰って出直す覚悟をして出かけたが、○が一箇所抜けていた以外はすんなり終わってしまった。 あまりに簡単で拍子抜けした。 一番驚いたのは本人確認すらしない。誰かが、勝手に手続きしても分からないのではと心配になる。 がその数秒後にこんなことを、リスクをかけてやる人はいないと納得する。 何より嬉しいのは、バカ高い任意継続の健康保険が半額以上安くなることだ。 その辺の確認をしようと、元の会社に電話をしたら、コロナ 対応で電話対応時間を短くしているとのこと。 しかも、何時から何時にやっているかも言わない。 最後になんだか腹立たしい気持ちになった。