早期退職への道

(35)退職後はじめての確定申告

 会社を退職すると、いままでやったことのなかった確定申告を初めてする人も多いだろう。 私の場合は3月退社なので、最後の1月から3月までの収入分を確定申告しなければならない。 12月分までは会社で申告してくれるので、特に調整がなければ確定申告は不要だ。 基本的には12月いっぱいで会社を辞める人以外は、確定申告をする必要があると言うことだ。 この辺は初めて確定申告をする人にとっては不安なことも多いと思うので、市区町村の実施している無料の税務相談などを利用して、税理士に聞いてみるのが良い。 実際私もそうした。

 今回、税理士と相談して分かったのは、まず収入は1月から3月までの3ヶ月の収入とそれ以外にあった収入を確定させる。 株の取引などで、特定口座でない取引や、マイナス収支を来年に繰り越したい場合はその年間取引も申告した方が良いだろう。 
 次に控除、つまり税金がかからない項目で差し引けるものを考えるのだが、一つは医療費の控除だ。 年間で十万円を超える医療費を払った場合はその超えた分が対象となる。 私の場合は十分に超えているのだが、骨折の費用は保険金で賄えているので、その分を差し引くと対象外となる。
 次に健康保険の費用だが、今年は元の会社の健康保険を任意継続で続けているので、その納付額は控除になると言うことだ。 任意継続の納付書などの書類が必要とのこと。
 最後にふるさと納税をやった人はその控除の申告だ。 ふるさと納税はワンストップで申告不要としている人も、確定申告をした場合は、その分の申告が必要なことは注意したい。  各自、いろいろと事情が違い、これが全てとは限らない。 もう一度言うが、無料の税相談をできるところはいろいろあるので、積極的に利用した方が良いと思う。