闘病記(骨盤&肘骨折)

(35) 完治宣言

 事故発生から11ヶ月ようやく、医師からもう定期的に病院に来る必要がないことを告げられた。 実質上の完治宣言である。 レントゲン写真をみるともう、骨折した後すら分からなくなっており、金具の入っていたところが、微かに確認できるのみとなった。 ここまでくるのに約1年近くかかったわけだが、想像よりも長かった気がする。 骨がくっつく期間や、金具抜いた後の時期などを考えると、満足に自転車に乗れる時間は限られており、この1年はほぼ、ロードバイクからは離れた生活をすることになった。 いままで、積み上げてきたトレーニングはほぼ0リセットだし、今年の富士ヒルクライム の挑戦するのも、ほぼ、ブロンズは無理だと思うし、参加自体どうしようかと迷っている。 怪我をすると、体の不自由さはもとより、それ以外にも失うものはあまりに多い。 だからこそ、注意しなければ、改めて思った。 

 金銭的な面で言えば、自動車保険の傷害保険で全てカバーされたので、自己負担はほとんどありませんでした。 また、一緒にいた仲間や、お世話になっている自転車屋が当日助けてくれたことは本当に助かったし、ここで改めて感謝したい。 また、救急搬送でお世話になった救急隊員もコロナ下の難しい状況下で、粘り強く対応いただき、これも感謝の念に絶えない。 アメリカでは、救急車を呼ぶと100万円ほど請求されるそうで、これだけのサービスを無料で受けられる日本は改めて素晴らしいと思った。 税金の払いがいがあったというものだ。 今回で、このカテゴリは終了するが、全てのさぽーとをしていただいた人に改めて感謝をして、終わりにしたい。 ありがとうございました。