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働く期間と働く意味

ふとした時に、あらためて31年間も会社員をやってきたのかと感慨にふける時があった。 そして、その時、自分の人生の中で働いていた期間はどこくらいなんだろうと、ふと思って考えてみた。 今の年は56歳だから、そのうちの31年を働いたということになる。 つまりパーセントで表せば55%となる。 あれ?、ということはたった半分ちょっとしか労働していないことに気がついた。 もっと厳密に言えば、年間の労働日数は6割くらいだから、31年x0.6 = 19年くらい そうなると、たった33%だ。 意外と働いていないことに気づいた。 これからなんとか65歳まで細々頑張れば、年金が受け取れるので、やろうとおもえば、もう働かなくて良いとすると、人生の中で働かなくてはいけない期間は思いの外少なかったことになる。 

よく職場では、人生で会社で過ごす時間はとても長いものだから、できる限り充実した楽しいものにしようと言っていた。 イメージでは少なくとも2/3くらいは会社で時間を過ごしていると思っていたが、そうでないとするならば、会社は会社、プライベートはプライベートと割り切ってしまうのもアリかもしれない。 最近流行りのFIREのように、さらに仕事の期間を短くすることができるならば、会社では多少辛くても、歯を食いしばって我慢し、頑張れば、その後に膨大な自由の時間が生まれるということもあるかもしれない。 ただ、それでも仕事は楽しんだほうが良いと思っている。 仕事とは、お金を稼ぐことではなく、誰かの役に立つということだ。 それは顧客かもしれないし、直属の上司かもしれない。 またはよくわからないこともあるだろう。 ただ、給与が支払われるということは間違いなくなんらかのことに対する報酬なのだから、少なくとも過去には誰かの役に立っているということだ。 そんな貴重な体験を我慢して過ごすなんて、もったいないと思うが、どうだろう。 報酬と誰かのためということが直接結びつかなくても、隣の同僚を少し手伝うことも立派な仕事だ。 自分の仕事がなんの意味があるのか、何かのためになっているかと悩む人も少なくない。 だが、自分の仕事を誰かのために役立てることは、それほど難しいことではない。 すぐ隣にあるはずです。