最近なかなかブログをアップデートできなかったのは、実はFP(フィナンシャルプランナー)の資格試験受験のためでした。 昨日受験して、速報ベースではおそらく合格していると思います。 FPとはいえ3級なのでそれほど難しい試験ではありませんが、とはいえ試験は試験。 それなりに勉強もして試験もそれなりに緊張しました。 今はこの開放感を楽しんでいるところです。
さて、そのFPですが、1級から3級まであって、2級以上はそれなりにしっかり勉強しないと合格できないし、受験者数も多い人気資格です。 しかし、FPに合格しなければ、フィナンシャルプランナーとして開業できないのかと言えば、そうではありません。 この資格の残念なところは独占業務がないことで、FPの資格を持っていなくても、フィナンシャルプランナーとして独立できます。 では、この資格を取る意味は何かと言えば、2つあって、それはお金の勉強と箔付と思います。 1,2級ならば、名刺に書いておけばそれなりに尊敬されるかもしれないし、実際に業として行う場合は顧客からの信頼も大きいと思います。 3級はどちらかというと、金融知識一般を身につけられるというもので、これは自分自身のためと言えるとおもいます。 私はどちらも目的としていて、最近いろいろな人からライフプランについて相談いただいていることもあって、自分自身の知識の整理に活用したり、また、最低限FPの資格は持っているということも大事かなと思っています。これが今回受験した理由です。
勉強をしていて思うのですが、ライフプランは金融の知識、税金、年金、保険と多岐に渡りますが、どれも人生設計にとって非常に重要なことです。 最近は高校生にもこういった知識の教育が始まったと聞きますが、まさにFP3級くらいの知識は学校教育でちゃんと教えるべき項目と思います。 税金や補助金など、知らないと恩恵を受けられないものもいっぱいあります。 わたしも今回の退職と様々な怪我と病気で、税金と年金と社会保険について詳しくなりました。 歳を取るとFPの勉強項目も経験済みとなる利点があります。
いろいろ勉強して思うのですが、こういった社会制度というのはとても複雑で難しいです。 だから資格試験というものが成り立つのかもしれませんが、本来は誰もが有効に活用できるようにシンプルにすべきです。 そういう意味では税や年金などの仕組みは入り組んだ迷路のように見えます。 でも、実は勉強を進めていくと、いろいろ多岐にわたる法律とか社会の仕組みとかにお互いが矛盾が生じないようによく考えられている制度だとも気づきます。 人それぞれが立場と考え方が違うので、それに大多数が納得できる制度はどうしても複雑になるのかもしれません。 ですから、この分野が今後もシンプルでわかりやすくなることはなかなか難しいと予想されます。 でも、大変重要なことで、退職するときに初めて考えるのでは遅すぎるように思うのです。では、自分で勉強しますか? 誰かに聞きますか? なにもしませんか? 最後の選択肢はないと思いますが。。