早期退職への道

(22)退職後1ヶ月

 今日で退職して1ヶ月経った。 だんだん平日と土日の感覚がなくなって、暇な時間が増えてくるのかと思っていたが、今のところそうはなっていない。 土日の感覚はパートナーが普通の会社に就業しているため、維持できているし、いろんな手続きや、こうしたブログや次に向けた活動、そして大変残念であるが、病院通いでいろいろと忙しくしている。 ただ、会社員時代と違って、やりたくないことのタスクの割合は確実に減っているし、やりたくないことの中でも自分の中で納得できるものがほとんどだ。 そういう意味では、何でこんなことやらなければならないのか、と理解できないようなことはほぼ無くなったと言ってもいい。 これは、当初退職の動機の一つとなった、やりたくないことをやらない目的には最初の1ヶ月で達成できたことになる。 

 現在はファイナンスの勉強をもう少し強化して、来月くらいから不動産の実務トライアルをやっていければと思っている。 とにかく今は早く稼ぐ力を伸ばしたいと焦る気持ちを抑えて、人に役に立つ力をもう少し伸ばすことを進めたいと思っている。 それでも、手応えは少しづつ実感していて、一番大きいのは不思議といろいろな人から不動産やお金の相談を受けることが多くなったことだ。 ブログを通じてそういうご依頼を受けることもあるが、突然知り合いからそういう相談を受けたりして、この退職やわたしの今後のことを知らない人からもなぜかコンタクトがあるのがとても不思議だ。 自分の意識が変わると、巡り来る運命の流れが変わるのかわからないが、縁とはそういうものなのかもしれない。 こういう流れには逆らわないことはもちろん、流れを加速させ、そしてそれに乗り遅れないようにしていこうと思う。

 これから実際に入ってくる退職金の運用も、いざ本番となるともう少し詳細に考えてみたくなって、ここも微調整が必要と思っている。 大きな方針はずっと考えているので、ほぼ変わらないが、こういう細かい調整は意外と大事だと思っている。 この辺はおいおいお話しできれば良いかと思っている。 これからの金融経済の動向は難しい局面に入ってきていると思うが、これは今に限ったことではない。 世の中は常に先が見えず、常にリスクを抱えている。 よく、国や企業のトップが先の見えない時代に入っただとか、競争が激しさを増しているとかいうが、それはいつもいつの時代も同じだ。 「ほっておいてもモノが売れる時代」とか「右肩上がりの時代」とかいうことがあるが、それは後からみた結果を語っているに過ぎない。 そいう行った時代でも、つねに去年は良かったが、今年はどうなるかわからないと思いながら、今を生きている。 そう、だから今自分がどう思って、どう生きているかが重要だと、あらためて肝に命じたい。

写真:Jean DidierによるPixabayからの画像