先日不動産についてご相談いただいた話でご提案させていただいたのは、今は不動産を書く時期ではないのではないかということだった。 不動産を購入検討中の方に、今は買う時期ではないという回答は不動産屋としては失格かもしれない。 ただ、本当にそう思うから、そいうお話をさせていただいた。 誤解のないように言っておくが、買う時期というのは市況が悪いだとか、そういうことではなく、ご相談者のライフステージにおいてのタイミングを言っているのです。 これって、本当はよくある回答例だと思うのですが、もちろん街の不動産屋でそんなことを言われたことは一度もありません。 実際に開業してから、これと同じ提案ができるかはわからないが、そういうことをできるのが差別化だと思っているのです。 結構本気なんです。
不動産って、一度買ってしまうとその後のライフステージにとても大きな影響を及ぼしてしまう商品です。 だから、じっくり慎重に検討してほしいと思うし、そういうアドバイスをすべきだと思っています。 わたしも営業経験があるので、本当は必要ないとわかっていても、商品を売ったこともあります。 ただ、それは組織の中での営業であって、そこに個人の論理を持ち込むのはそれはそれで違うのだと思っています。
これからは、自分で決めて、自分で責任を取らなければならなくなるわけですから、「買うな」と言える営業だって、自分の意志で実行できるわけです。 こういうことができることこそ、組織を離れた理由でもあるのです。 まだまだ青いシニアでした。
写真:Vlad VasnetsovによるPixabayからの画像