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正直不動産

 NHKで正直不動産というドラマが始まったりました。 ヤマピーが主役で、激痩せしてると話題になっているようです。 わたしが注目したのはもちろんそこではありません。 ドラマをみるのは久しぶりでしたが、意外と面白かったので、最後まで見てしまいました。 次週も見てみたいとおもいます。 概要は、表題の通り、不動産の営業マンが嘘のつけない体質となってしまい、そのことが引き起こすさまざまな出来事を面白おかしく描かれているのですが、よく考えるとこの設定って、業界にとっては不名誉なことだとわかります。 

 普通、商売は誠実にお客様と接するのは基本と言われますが、その通りのお題でドラマを作ると、滑稽な物語になるというのだがら、いかに不動産屋が不誠実かということが、前提となっているということなのです。 わたしもお客様には誠実でとは思っていますが、本当に誠実にやろうとすると、この業界では商売が成り立たないのかと心配になります。

 振り返ってみると、自分での賃貸、売買の経験がありますが、確かに不動産屋が信頼できたかというと、そうでない方が多いような気がします。 騙された訳ではありませんが、重要なことを言ってくれなかったりしたことはあったと思うのです。 もう一つは、不動産業の仕組みがよくわかっていないということも大きいと思います。 不動産の手数料が、買主売主両方からまたは片方から発生すること、そこから発する業者の振る舞いなんて、普通は知る由もありません。 不動産業が“仲介“という形式をとることが、その複雑さを増しているのだと思うのですが、やはり本当はそのこともちゃんと説明すべきだと思うのです。

 さて、まだ未開業の身だから綺麗事を言えるのか、実際には同じようなことをしてしまうのか、そうでないことを胸に誓いつつ。 正直不動産目指して、頑張りたいです。

写真:Alexandr PodvalnyによるPixabayからの画像