闘病記(骨盤&肘骨折)

(29) 車椅子の試乗

 2022年3月26日 土曜日 術後 50日目

 今はゆっくりではあるが、普通に歩いでどこでも行けている。ただし、朝の寝起きと多めに歩いた後で、関節に軽い痛みが残っている。 これはなかなか取れない。 今日のリハビリでトレーナーにそのことを聞いたら、歩きが小さくなっていないかと指摘された。 なんか違和感や痛みがあると、それを庇うように歩幅が小さくなったリ、姿勢が悪くなったりするというのだ。 その通りだった。姿勢が悪くなって、小さな歩き方になると、使うべき筋肉が使われず、可動域を狭めリハビリが進まないのだ。 なるほど、もう少し姿勢を意識して歩いてみようと思う。

 先日、借りていた車椅子を返却した。 車椅子での移動はいろいろと新しい気づきをもたらしてくれた。 トレーナーももっと普通の人にも車椅子をのる体験をして欲しいと思っているが、なかなか乗ってみようと思ってくれないといっていた。 ぜひそういう機会を作って、みんなが一度は車椅子に乗ってみることは大賛成だ。 ただ、それが難しいのだという。 実は歩行に全く問題ない妻を人目の少ない夜に近所を車椅子に乗せて、散歩したことがある。 これは、私から提案したのではない。 妻から乗ってみたいと言ってきたのだった。 健常者は車椅子に乗ることは現実的にイメージできないが、車椅子を押すことは可能性があるし、興味の湧く人も多いのではと推測できる。 押してみるとわかるのだが、乗っている人は想像しないところで怖がったり、うまく車椅子が押せなかったりすることがわかる。 その後で、自分も乗ってみたいと思うのは自然の流れではないだろうか? と、こういう話をしたら、是非それをブログに書いて欲しいと言われた。 書いてはみたが、残念ながら読者が少なくて、助けになりそうにない。 関係者の方がもしみることがあったら、ぜひ車椅子を押してみる機会を作っていただきたい。

写真:adamteplによるPixabayからの画像