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情弱

 最近、「情弱」って言葉よく聞きませんか? 情報弱者という意味なのですが、人によりけり情報を知っているか知らないかで差がつくという話です。 これは今に始まった話ではありませんが、特に昨今は「知らない」ことの不利益が大きいような気がするのですが、どう思います?

 今の時代、ネットで調べれば大抵のことは答えが見つかります。 っていうことは、ネットで調べない人は見つからないということです。 もう少しちゃんと言えば“見つけるのに時間がかかる“ということでしょうか。 だから、ネットで見つける人はどんどん知識を吸収するけど、しない人はそのままとなり、差がどんどん広がるということなのです。

 皆さん、実感あります?

 私は宅建の試験の時に実感しました。 これでも資格試験はほぼストレート合格してきましたが、宅建の1年目はつまづきました。 王道の過去問ベースで、テキストを参考書使いで3ヶ月弱やりましたが、見事に落ちました。 試験後、予想点数を見たくてネットを見て驚いたのですが、無料の宅建解説講座がYoutubeにごろごろしてるではありませんか!! しかも、どれもレベルが高い!

 そうなんです。 1年目は知らなかったばっかりに、“竹槍“ で戦ってました。 

 受験生の標準レベルが既に上がってしまっていたのです。 この時、改めて、「情弱」は現代では圧倒的に不利だということがわかりました。 それでも、アナログで通すか、デジタルで波に乗るかは勝手ですが、周りはどんどん進化していることは認識しておいてください。

 ただ、この情報キャッチアップって行為、ちょっと疲れるんです。 だって、100%の情報収集って無理じゃないですか? そう、だからコツは100%を目指さないことなんです。 9つ知らなくても、1つ知ればそれでレベルアップしたことに満足するのです。 昨日よりも今日がちょっとアップしていればいいと割り切りましょう。 100%情報掴んでいる人はこの世にはいませんから。

写真:Joshua WoronieckiによるPixabayからの画像