開業奮闘日誌

(6) 当面の方向性

 「あなたがいるべき場所見つけます」というミッションと、東京という街の素晴らしさを知ってほしいと言う思いから、ペルソナを新たに東京で生活してみたいシニアと設定してみた。 そうすると、当面やらなければならないことが、見えてきた。

 まずは、東京そのものをもっとよく知らなければならないと言うことだ。 歩くことは全く苦にならないので、人よりも東京の街を歩いている自負はある。 例えば、この間は自宅のある雑司ヶ谷からぶらぶら歩いて、気がつけば新橋まで行ってしまったので、山手線内はほぼ徒歩圏内とも言える。 ただし、これはあくまでも趣味のレベルにすぎない。 プロレベルではもっともっと、知識が足りないと思っている。 だから、自分の足でもっと東京を知ることをスタートしなければならないと思っている。

 次はペルソナが今住んでいる東京以外のエリアで、どうやって集客するかだ。 地方や周辺地域で東京に住みたいと思っている人にどうやってコンタクトするかだ。 ここは明確な答えはないが、一つはネットやデジタルを活用して接触する方法をかんがることと、もう一つはそう言うペルソナを実際に一人見つけることだと思っている。 直感だが、沖縄と海外にその鍵があるような気がしている。 

 さらにこれがいちばんの基礎だが、そもそも不動産業というものをどう習得するかだ。 普通で考えれば、数年不動産会社で働くことが王道と思うが、それは若い人がやるやりかただとおもっている。 端的にいえば時間がかかりすぎると言うことだ。 過去の自分の仕事でもそうだが、2年くらい働けばだいたい仕事の基礎的なことは覚えられると言うものだ。 ただ、その2年間は着々と学ばなければならないことを積み上げているかと言うとそうではない。 一つのルーチンを覚えるとそれを繰り返す。 そしてまた別のルーチンに出くわしそれを覚えていく。 つまり、自分の業務として体験したことをランダムに覚えていくことになるので、どうしても知識が穴だらけのマダラになりやすい。 それを解決するのはそのランダムの数を増やすこと、つまり時間をかけることしかない。 それでは、56歳からの戦略としてはちょっと時間がたらない。

 では、今すぐにでも一つ一つの業務を学んでいくためにどうするかだが、そのために取れるやり方は3つ考えられる。 一つは経験者を雇ってしまうこと。 もう一つは既存の不動産屋を買い取ること。 そして、もう一つが不動産屋になったつもりで勝手に経験を積むことである。 このうちのどれをやるかはまだ決めていないが、ほぼリスクなく始められるのは”勝手に不動産屋ごっこ”と思うので、とりあえず、自宅を売りに出すと言う想定で案内から契約書作成まで、やってみるのが良いのではと思っている。 今できないのは実際に顧客と契約を交わすこととお金のやり取りであって、物件調査、エリア調査、書類の作成は勝手にやっても問題ない。 あくまでも趣味の範囲ではあるが、もし、東京への住み替えを考えている方がいらっしゃれば、是非お声がけいただければと思っている。 それにしても、今覚えば自宅の重要事項説明とかいい加減だったなぁ。。。

写真:SozavisimostによるPixabayからの画像