闘病記(骨盤&肘骨折)

(26) 自転車トレーナー

2022年3月9日 水曜日 事故後33日後

 今日は週2回のリハビリの日。 右手の方は順調に可動域も広がり、力も入れれるようになっている。 しかし、足の方は最近どうも停滞期。 少し力がかかると、患部が疼く状態は変わっていない。 そんななんだか重い気分でリハビリに行ってみると、今日は杖なしで歩いてみますかと提案されてびっくりした。 事故以来、何かにつかまらずに歩いたことは一度もない。 方杖で歩いていると、杖がなくてものなんとかなるという感じがしてくるが、実際に手ぶらで歩こうとすると、足が前に出ない。 これは肉体的な問題というよりも、精神的な問題で、怖さで足が前に出ないのだ。 やっとのことで、びっこを引くような形で歩けたが、全然気持ちが追いつかない。 リハビリは痛みと闘うのか、体力と闘うのか、精神と闘うのかよくわからないが、おそらく答えは全部なのだろう。 足の進展が見られないまま帰宅した。

 帰宅してから、最近足に違和感があるので控えていた自転車トレーナーに乗ってみた。 ZWIFTのもっも強度の軽いプログラムを30分ほどやったが、それだけでも息が上がる。 本当に体力の落ち込みが激しい。 特に痛みはないが、とにかく心拍数が上がってしまう。 いわゆるリカバリー系のプログラムでもL3からL4領域の心拍数になってしまう。 とりあえず、30分ほどやってみたが、終わった後に驚いた。 足が前に進むのだ。 まだ杖はついているが、ものすごく足が軽くなったような気がする。 どうやら、足は気持ちが落ちて、それに伴って足がどんどん固まっていたのではないかと思った。 これからは少し違和感があっても、ぎりぎりで様子を見ながら動かすことを意識していきたいと思う。