闘病記(骨盤&肘骨折)

(20) 階段という壁

2月24日 木曜日 入院20日目

 今日は少しだけ足の付け根にハリがある気がする。 痛いわけではなく、ものすごく軽い関節痛みたいな感じで、普通であれば屈伸運動で治ってしまうレベルだ。 荷重のかけすぎと言うよりも、ベットの上で、アグラかいたいりしてるからではと思っている。 右手の方は患部は特に問題ないが、やはり手の甲が少し触ると痛い。 患部とは全く関係のないところだが、これは結構長く続いている。 触らなければ痛くはないのだが、なかなかよくならないので、ちょっと気になる。 

 あと2日で退院ということで、家でのシミュレーションを考えてみた。 基本はベッドと机のある2階中心の生活となりそうだが、どれだけ3階に足を伸ばせるかで、やれることの範囲は大きくなる。 そうなると鬼門は階段だ。 もちろん、通常の状況で階段は上がれない。 右足に体重がかけられないとすると、左足を上げるときに手でその体重を分担させなければ成らない。 一番シンプルなのは手摺に捕まって登ることになるのだが、一つ問題があって手すりが一部壁の梁の関係で、途切れているところがあることだった。 こればかりは家に帰ってやってみなければわからないが、一つの懸案項目であることは間違いない。 もう一つは家の中は松葉杖を使って移動することになるのだが、手すりを使って松葉杖を持っていくのは相当面倒くさい。 であれば、松葉杖を使って階段が上がれれば一番いいことになる。 これはリハビリのトレーナーと相談してみることになる。 最後の手段は座って登るというものだ。 一旦階段に座って、左足だけでお尻を一段上げる。次に右足を同じ段に乗せるというのを座りながら繰り返すことだ。 これは頭のシミュレーションでもいけそうな気がしているが、やっぱり一番時間がかかるので、何回もやりたいとは思わない。 さて、どれが本命となるのやら。

 午後から、階段の上り下りの練習をリクエストしてみた。 左で手すり、右手で松葉杖のパターンはそれほど問題なく登れそうだった。ただし、家の作りから下はそのパターンが使えない。その場合は両側松葉杖の可能性もありそうだが、なんとかなりそうな予感。 土曜日の最後のリハビリの時に再度ご教授いただくこととした。