闘病記(骨盤&肘骨折)

(21) 看護師の仕事

2022年2月25日 金曜日 入院21日目 

入院してもう20日以上も経つが、それほど長かったという感じはしていない。 おそらくだが、思いのほか、1日でやることがあるからではないか思った。最近在宅勤務での自宅での過ごし方とそれほど大差がないのだ。 入院するまでは、平日のほとんどを家で在宅勤務しているため、外出するのはお昼休みの時間だけである。 それ以外は机に向かってパソコンと睨めっこしているわけだが、それって病室でipadと睨めっこして、これを書いているのとなんら変わりがない。 つまり差はお昼休みの散歩だけということになる。 体が、こういう生活に慣れてしまっていて、ITでつながってさえいれば、それほど退屈を感じなくなっているのかもしれない。 この考えを延長していけば、ネットさえつながっていれば、どこにいても同じような生活がおくれるということになるので、それは新しい発見かもしれない。 リハビリで、また一つ褒められた。 車椅子の扱いがうまいと。 このままパラリンピックでも目指すかな?

昨夜は騒がしい夜になった。 足の骨を折ったということで、緊急の入院者があった。 とりあえず、ベットに横になり、時間も遅かったのでそのまま消灯となり一旦は大人しく寝てしまったようだ。 ところが夜中の0時に看護師の声とともに起こされることになる。 なんと、勝手に隣のベッドに移動して、さらに自分でトイレに行くと騒ぎ始めた。 もちろん、ちょっと動かすだけで、痛い痛いと騒ぐほどだから、自力でトイレなんか行けるはずもない。 看護師がオムツにするように指示してもなかなかいうことを聞かない。 それにしてもどうやって隣のベッドに移動したのか不思議だ。 そして何故移動したかったのか? わからないことだらけだ。 その後、一旦は落ち着いたものの、今度は痛い痛いとぶつぶつ言ったり、電話をかけさせてほしいと言ったり、助けてと騒いだりして、大変な騒ぎとなった。 看護師が痛み止めの座薬をうって落ち着かせようとしたが、それでも聞かず、結局あまりに騒がしいので、他の部屋へ強制移動させられた。 後で聞いた話だが、認知症のおじいさんらしい。 看護師の仕事は本当に大変だ。