闘病記(骨盤&肘骨折)

(18) 基礎の積み重ね

2022年2月22日 火曜日 入院18日目

 今日は1週間に2回あるシャワーの日だった。 二回目ということもあって、着替えも慣れてきた。 右手を自由に使える訳ではないが、頭を軽く洗うことはできるようになった。 ただ、風呂場は別の意味で緊張する場所だ。 病院のシャワールームは大きくできていて、マットや手すりなんかも完備しているが、やっぱり水を使うところは足元に気をつけなければならない。 ここで滑って転んだら、また振り出しに戻ってしまう。 リハビリのトレーナーが言っていたが、せっかくリハビリして頑張ったのに、ちょっと無理をして悪化させて戻ってくる患者も少なくないとのこと。 その時は本当にガッカリするそうだ。 その気持ちはわかる。 

 リハビリは今日も手を中心にやった。 そろそろ、足に2/3荷重かけても良いのかと思い、もう少し進歩下歩行訓練ができるか思ったのだが、2/3荷重は来週とのこと。 個人的な感覚で言えば、フル荷重でも良いかと思うくらい調子は良いのだが、担当医師は慎重に進めたいらしい。 それほど、骨盤の骨折場所は深いところなのだろう。 それでも、バーを両手で支えての歩行は以前を0.2km/hとするならば少なく見積もっても1km/hくらいに進化したほど上達した。 やっている方の気持ちの余裕もある。 これって、バイクの時の練習の感覚と似ている。 ハンドルをフルロックさせてUターンさせるような練習はちょっと怖いけど思い切ってやってもうまくいかない。 きちんと姿勢やテクニックを駆使して、気持ち的にこれなら絶対できると自信を持ってやらないとうまくいかない。 そこで、キッカケとはいえ、エイヤとやってしまう度量は対してなんの役にも立たない。 それよりも基礎を積み重ね、自信を持ってできるように練習する方が近みづだと思う。 そうか、きっとそれと同じなんだぁ。