闘病記(骨盤&肘骨折)

(17) 2足歩行への進化

2022年2月21日 月曜日 入院17日目

さあ、残すところ後1週間。 あともう少しの辛抱だ。 今日は退院してからの外での足となる車椅子の手配をした。 おそらく松葉杖でもなんとかなるのではと思うが、去年足指を骨折して松葉杖で近所のスーパーへ行ったことがあるのだが、思いのほか大変だった。 だったら、松葉杖を使えるにしても、いっそ車椅子にした方が良いと思ったのだ。 幸いこれも保険適用範囲ないと言うことだったので、レンタル会社に電話をすることにした。 

 電話をすると、かなり需要が多く、在庫があるかどうか確認させてほしいとのことで折り返しをしてもらった。 コロナの影響とは違うと思うのだが、なぜ需要が増えているかは謎だ。 程なくして、折り返しの電話があり、車椅子は確保できるとのことだった。 レンタル料は一ヶ月5千円弱、ただし配送料が往復5千円と言うことで、トータル1万円かかるとのこと。 想定していたよりも安いと思った。 車椅子にも色々種類があるようで、どれにするかと言われたが、そんなものは使ったことがないのでわからない。 妻が介護することになるので、軽量の物が良いとだけ伝えた。 あとで、ホームページを見ると、これでもかと言うほど車椅子の種類があって驚いた。 ただ、どれがどれだけ違うかは素人には全くわからなかった。

 今日のリハビリでは松葉杖をついた歩行訓練をやった。 健常な左側に松葉杖、右側に固定のバーを持って歩く。 最初はこのような状態でも一歩目が出なかったが、今日は違う。 結構すんなり歩くことができた。 もちろん、怪我が良くなったこともあるが、そういう道具を使うコツもわかってきたのも大きい。 器具に捕まっているとはいえ、左右の足を交互に出して歩くのは2週間ぶりだ。 猿から類人猿くらいにはなっただろうか? 待てよ。 4つ足で歩くとどうなるのだろう。 家の中は最悪そういう手もあるなと思ったりした。

写真:Paul SprengersによるPixabayからの画像