闘病記(骨盤&肘骨折)

(6) 入院生活サポート

2022 年2月10日 木曜日 入院6日目

自動車保険に付帯している、入院生活サポートという特約がある。入院中に買い物や洗濯をヘルパーに頼めるというものだ。 しかし、昨日からお願いしているヘルパーはなかなか連絡をくれない。 そもそも、たかが飲み物や身の回りの雑貨を買ってきてもらうだけなのに、4カ所も電話で対応しないといけないのはどうかしている。 まさに、下請け、孫請の論理をそのまま顧客に押し付けているということだから、こういうことになる。なんとかしてもらいたい。 保険会社の仕組みはよく考えられていて、入るときはとても魅力的だが、実際に使おうとすると、これでもかって、手続きが煩雑になる。 こういう基本的な体質は銀行と同じ金融業だから仕方ないのかもしれない。 よく晴れている時に傘を貸してくれるが、雨が降ると取り上げるっていうように。 夕方になって、やっと業者から連絡が来る。 なんでも、次に来れるは1週間後しかなく、しかも1時間こっきり。 元々の話は1日3時間まで、1日1回と言われていたが、この違いは何という感じ。 このご時世人手が足らないのは理解するが、保険料を払っているのだから、それに対しての責任をとってもらいたいと思う。1週間後だったら、意味ないだろう。 雨が降ったら、傘で叩かれたような気分になったので、忘れることにした。

 再び、Tさんの話を少し、彼はどうやら肩を手術したようで、足は特に悪くないみたいだ。 だから、食事の時はいつも大騒ぎになる。 点滴の一件をみても、看護師から煙たがられても良いと思うのだが、意外と看護師に構ってもらっている。 甘え上手なのだろうか、まるで子供をあやすような感じで看護師は接していて、たまにあるTさんの理不尽な要求にも、ハイハイと言って応えてしまっている。 おそらく、片手は大丈夫なので、頑張れば自分で食べられるはずだが、ほぼ看護師さんアーンしてもらっているようだ。 ほぼ2人がかりで食べさせているみたいで、1人の看護師が、なんかこれってわんこそば状態だよね、と言っていたのがおかしかった。 Tさん自身も実は見たことはないが、おそらく60-70歳くらいと思われる。 そんないい歳をした男性が2人がかりで食事の世話をしてもらっている姿を想像すると、可笑しさが込み上げてくる。 あれ?ひょっとして嫉妬してる?俺?

 この後、リハビリのお兄さんと地元話で盛り上がる。 なんでも自分の実家の近くに住んでいるらしい。 話していると、まだ学生の雰囲気があって、どこか頼りない割に、実は勉強熱心だったりするところが興味深い。 地元話で盛り上がったといえ、こっちは40年前の話、本当に噛み合っていたのかは疑問だ。

 今日は初めて車椅子でトイレに行った。 トイレだけは許された車椅子移動。 ほんの5メートルが嬉しい。結果は残念。 今夜下剤を飲むことになりそうだ。

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