闘病記(骨盤&肘骨折)

(5) 病室環境改善大作戦

2022年2月9日 水曜日 入院5日目

 今日もまだ、手術の時につけた点滴の針はつけたままだった。 午前中に抗生物質を入れるためだ。これは明日まで続く。 病室にも慣れてくると色々と不満も出てくる。 最も悩ましいのが、大便をベッド上でオムツを使うことだった。 それともう一点は6人部屋の真ん中でなんとなく閉塞感があることだった。 これらを改善すべく作戦を練ることにした。 まずソリューションだが、オムツの方は、その時だけ車椅子でトイレに行くことを許可してもらうこと。 もう一つは窓側のベッドが空いているので、今の部屋の真ん中にある場所と交換してもらうこと。 この2つを許可、いや1つでもいいので実現することを目標とおいた。 自分の中での難易度はトイレ問題と思っていた。 なぜなら、これは医師の指示なので、これは絶対だからだ。 これを許可してもらうためには、医師に許可をもらうことなので、看護師としても面倒なことだ。 ベッドの方は病室の責任者で事足りるので、なんとかなるのではと考えた。 で、まず、看護師が来た時に、おむつはとても恥ずかしくてできそうにない。 元々、排泄には時間のかかる方、こういう環境ではなかなか出ないかもしれない、などと色々言って、本当に困ってりるようにして相談してみた。 すると、わかりました。先生に相談してみますと、一応ファーストステップはクリアすることができた。 ここで、考えていたのは、これはおそらく断られるだろうと思っていたので、ダメだった時にすかさずベッド移動を申し出るというものだ。 一度断ると2回連続は心理的にも嫌なものだ。 これで、ベッド移動だけでも勝ち取れればOK。 

 その看護師は以外にも10分くらいで帰ってきて、先生は大便の時だけならいいと許可をくれたと言ってきた。 ここで、筋書きが変わり、次のお願いはとりあえず保留した。 なぜなら、さらに何かを要求すると面倒臭いやつと思われかねなく、通るものも通らなくなるからだ。しかし、これが許可されたのは大きい。 ということで、作戦変更し、別の看護師にベッド移動のことを申し出る。もちろん、自分が、リハビリどころかトイレすら行けない、ベット上で数週間過ごさなければならない可哀想な患者を装って、恐る恐るお願いするわけだ。 すると、これも反応は早かった。5分もしないうちに、ベッド移動の準備を初め、見事窓際の場所をゲットできました。親切に対応してくれた病院の方々にただただ感謝。

 今回は自転車の事故ということで、交通事故扱いになるので、車の任意保険の特約の対象となった。 入院治療費やその他の費用も対象だし、さらに入院ヘルパーというものがあって、入院時にお買い物や、洗濯物を請け負ってくれたりするらしい。 確かに自転車が対象の特約はつけていたが、そんなものまであるのかとちょっと感心した。 昨日のうちに保険会社に連絡ととり、保険会社窓口にサポートをお願いしたのだが、そこから先が全く反応がない。 LINEでその旨伝えると、やっと保険会社のアシスト担当者から電話があって、次にヘルプ業者の窓口の人につながり、そこまで連絡が取れた。 後はヘルプ業者の実務担当と打ち合わせをしてほしいとのことだったが、残念ながらこの日はタイムオーバーとなった。

 今晩からおにぎりは1個にしてもらった。そんなに足りないという感じはない。 そそも一畳の中でしか生活していないのだがら、ほぼ基礎代謝しかカロリーを使っていないはずなので、そんなもんだろう。

写真:Silas Camargo SilãoによるPixabayからの画像